お読みいただきありがとうございます。塾長の中村です。
間もなく夏期講習が始まります。
夏期講習は,ただ量をこなせばいいというものではありません。明確な目標を決めて,たくさんの量をこなさなければ,十分な結果を出すことはできません。
未来創造塾では,
1学期までの復習が2/3+2学期の先取りが1/3
のバランスで講習を行っています。夏期講習というと復習命になってしまうことがあります。しかし,復習だけでは,2学期の成績がすぐに上がることはありません。先取り学習を取り入れることで,2学期の成績アップにつながり,それが自信へとつながります。
今回は各学年の目標をお知らせします。
【中1】
ベネッセの調査によると,英語と数学が嫌いな生徒が嫌いになった時期は中1の9月~12月がもっとも多いそうです。9月~12月に数学嫌いになったというのです。
中学校1年生の9月~12月に決定的に学力格差が生まれます。中学1年生の夏が3学年で一番大切な時期といっても過言ではありません。中1の2・3学期の順位をキープしたまま中3になる確率は80%といわれています。
①数学は3年間で最も大切な文字式,方程式を徹底的に復習します。
②英語は英単語を覚えられないことによる苦手意識をなくすことを第一に学習を進めます
③8月後半は,方程式,比例,一般動詞など2学期の予習を行い,自信を持って2学期にのぞめるようにします。
【中2】
中2の夏の大きな目標は,一番大切な中1の学習内容の再確認をします。中1の学習が不十分で英語,数学の苦手意識が出てしまった生徒さんは,ここで挽回します。
数学と英語の9月以降の学習範囲は,これまで学習してきた内容を基盤とした発展的内容であるため,今までの学習に未定着な部分があると,授業を理解すること自体が困難になってしまいます。
①数学は中1の文字式,方程式から復習し,学習の不十分なところを徹底的に指導します。
②英語は後回しになりがちな単語力の強化を最優先に行い,その後,文法力⇒長文対策と学習を進めます。
③8月後半は,一次関数,不定詞,比較表現など,とても難しくなる2学期の予習を行い,自信を持って2学期にのぞめるようにします。
【中3】
本格的に受験モードに切り替わる時期です。中1の内容から復習を始め入試のスタートを切ること,さらに入試における緊張感に耐えられるように,長時間の学習にも慣れていきます。
周辺の集団塾の中3夏期講習の平均受講時間数は75~100時間です。夏期講習では60コマ(1コマ75分)が75時間に相当します。ライバルたちに学習時間で負けてしまうと,2学期以降の挽回は難しくなります。まずは十分な学習時間を確保した上で,演習中心の授業を行い,テストで確実に得点できる力をつけていきましょう。
①この夏から受験生としての意識を高めます。
②中1・2の復習から,学習を開始します。
③長時間の学習に慣れることで,受験の集中力を養います。
④入試には内申点アップも重要です。8月後半は,二次関数,関係代名詞など,難しい内容を学習します。それらの学習内容と受験勉強が両立できるよう,夏のうちに先取り学習を行います。
皆さんの夏の飛躍を応援します!
最後までお読みいただきありがとうございました。
素敵な一日を^^