「なんで勉強しなくちゃいけないの？」
毎年，年回も聞かれる疑問です。未来の選択肢を増やすため，良い学校に合格するため，良い会社に就職するため，知的好奇心を満たすため，など人それぞれの答えがあるはずです。塾長が年間カリキュラムを考えているとき，講習の提案を考えているとき，新しい講座を考えているとき，生徒一人一人の15年後，20年後を想像しています。この子が30歳になったとき，社会で立派に生きている，そのための生きる力を身につけさせてあげたい！
つらい勉強，つまらない勉強をして基礎学力をつける意味は，人生を生きる力をつけるためではないでしょうか？基礎学力がないと論理的に考えて行動することがとても難しくなり，行き当たりばったりの人生になってしまいます。勉強で考えて行動する力を身につけることができます。さらに，人生では，理不尽なこと，やりたくないことがたくさん出てきます。しかし，それを避けているようでは，豊かな人生は送れません。つらい勉強のあとに，志望校の合格があります！つらい仕事のあとに見る家族の笑顔は最高です！そう，勉強は，つらいことを避けない，つまらないミッションも着実にこなす訓練なのです。その先に社会的な評価があり，やりがいや収入などが向上することにつながります。与えられたミッションを着実にこなすという，基本スキルを身につけた人が，海外で活躍したり，起業して成功したりします。日本よりも自由そうだから海外に行こう，上司から命令されるのが嫌だから会社をつくろうでは，成功は難しいと思います。
極端な意見ですが，勉強ができるよりも火をおこせたほうが役に立つ，ジャングルで生き抜くすべを学んだほうがよい，などという意見が教育専門家から聞かれることがあります。個人的にはこのような考えには賛同できません。火をおこしサバイバルの技術を持っているほうが，船に乗って遭難した時には役立つかもしれません。しかし，遭難する確率と仕事を持ち社会で生きていく確率はどちらが高いでしょうか。圧倒的に社会で生きていく確率が高いと思います。きちんと社会で生きる基礎基本を学んでから，サバイバルの技術を学ぶのは大いに賛成ですが，基礎基本を学ぶことなしに，火のおこし方を学んでも，実際の社会で生きていくのは難しいと思います。
【おまけ】
勉強がすぐに役立つこともたくさんありますよ。勉強の楽しみを自ら見つけられるようになると，不思議なくらい内容が身に付くようになります！どうせやるなら，楽しくやったほうがいいですね＾＾
・国語を勉強すると，説明書が読めるようになります！美しいラブレターが書けるようになります！
・英語を勉強すると，外国人に話しかけられても世数で対応できます！洋画が字幕なしで見られます！
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